雑司ヶ谷鬼子母神界隈は、私には特別な場所です。千登世橋を渡り、目白通りを左折し、
境内へ続く参道は、学生時代から40年経った今も、当時とそれほど変わらない佇まいです。

ここで、毎年10月16日〜18日に行われるのが鬼子母神の御会式と呼ばれる夜祭です。
正確には、日蓮上人の忌日に行われる300年以上続く伝統行事ですが、今年は
曜日の巡りよく、開催日が週末と重なりました。独特の団扇太鼓のリズムで万灯の行列が
荒川線の踏切を渡る様は、幻想的であり、どこか現実とかけ離れた雰囲気です。

動く被写体同士の手ごわい撮影
。今回は夜間撮影に強いEOS6Dを携えて挑みましたが、
主役は万灯か電車か、気迷い気分のまま時が過ぎ、写真的には「満足には程遠い」結果。
でも、スポーツ感覚で楽しめたし、いい雰囲気を味わえたので、良しとしましょう。