盛岡を中心に古参気動車が頑張っている北東北ローカル3線。ここ数年、私は岩泉・山田線にやや傾斜してきましたが、風待写房ごじゃPさんの作品(北東北気動車紀行)と鍋(キリタンポ・比内鶏)に心を動かされ、2週連続の花輪線訪問。
 「陣場でブルトレ雪煙」や「上米内の国色同士リアス交換」の誘惑もありましたが、初志を貫き、これまで訪ねる機会の無かった秋田県サイドの花輪線巡り。

 末広や十二所の古い駅舎が楽しみでしたが、残念ながら昨秋改修。それでも真新しい可愛い駅舎は、新築建物独特の香りが漂い暖をとるにも十分でした。
 一方、愛しき車両たち、近くで見ると傷みが激しい。大館盆地を走るシーンが見られるのもあと2〜3年なのでしょうか。

 撮れなかった場所、撮ったけど再挑戦したい場所、泊まってみたい宿がたくさんできました。次の季節はどんな色になるのか、限りある四季を追いかけてみたいと思います。
 なお、今回は(珍しく)天気にも運用にもあまり恵まれない旅でしたが、キリタンポ鍋で身体も心も温まり、最後には姫も微笑んでくれました。

《アルバムは、比内(秋田)の花輪線、南部(岩手)の花輪線、キハ58 1502(おまけ)の3部構成になっておりますが、大館から好摩まで「通し」でご覧いただけるようにもなっております。》