9月9日から11日にかけて、美瑛を訪ねました(通算6度目)。花のピークは過ぎ、畑の収穫も終わり、紅葉にはまだ早く、季節感がはっきりしない地味な時期ではありましたが、台風一過の極上の好天がこれらをすべて帳消しにしてくれました。プロの写真家も羨むような素晴らしい光景を目の当たりにし、私は終始舞い上がり気味で‥。

 美瑛は何時でも何処でも「シャッターチャンス」であり、明け方から日没まで撮影し続けた結果、撮った写真は(デジとは言え)600枚。そのため、3日間を時系列的にダラダラと並べるより、現実には存在しない「或る秋の日の極上の丘」をイメージし、 30枚をセレクトし、コンパクトにアレンジしてみました。

 帰りの便は、旭川発17:20。夕日は撮れないので、山頭火で締めのラーメンを食べて、残った2時間は、乾いた秋の風が吹く五陵の高台から、ファインダー越しではない「風の丘」をこの眼にしっかりと焼き付けました。十分に満喫したけれど、1ヶ月もするとまた訪ねたくなるんだろうな‥。

 場所選びと瞬間勝負の鉄道写真に対し、風景写真は長期戦。煌めく瞬間に出会えるまで、春夏秋冬、朝夕日中、空と大地の割合などにも腐心しながら、これからも「美瑛の丘」を撮り続けていきたいと思います。
 
 

【美瑛に行くなら(私の体験五か条)】

・まる2日間はほしい(美瑛の素晴らしさを満喫するために)
・天気は目まぐるしく変わる(荒天でも諦めるな。好天でも油断するな)
・全面是撮影地(でも畑には入らないでください)
・朝日・夕日は、ここで撮ると決めたら動くべからず(果報は寝て待て)
・粘りと繰り返し(お気に入りの場所では粘る。そして、また明日も行こう)