岐阜の鉄道風景

昭和36年生まれの名鉄パノラマカーが、今も元気に美濃路を走る。幹線から外され、普通に格下げされ、展望席から歓声は消えても、乗ってみればわかる。

静かにスタート、優雅に加速、大らかな揺れに、都会(名古屋)への旅の扉だった「特急豊橋行」の華やいだ感覚が蘇る。あと何年、現役を続けてくれるのだろうか。ふるさとの町から市電が消えた今、これを撮るのが帰省時の日課
 

2005年