岐阜市電　Forever 　
＜市内線・美濃町線・揖斐線  名鉄６００Ｖ＞

来年３月で、ふるさと岐阜の市電（市内線、美濃町線、揖斐線の３線すべて）の廃止が決定的らしい。時代の流れからすれば致し方ないが、
無くなったときは随分と寂しいと思う。「あぁ、ここを走っていたんだな」と、いつでも思い出せるように撮り収めをしておきたい。（２００４年９月）
＜岐阜市在住の皆さんから、メールしていただいた画像（作品）を順次追加しております＞

ついに、「名鉄６００V」としての終焉の日を迎えることとなった。谷汲線のときのようなフィーバーもなく、さよなら運転もなく、
桜の開花や春のお祭りも待たず、あくまで日常的に淡々と、電車を必要とする乗客のために、ダイヤ通りキチッと最後まで使命を果たした。
廃線の噂が俎上に上ってから、全国の鉄道ファンの垂涎の的となり、私もそれに便乗する形で、とくにこの１年は所用や帰省のたびに
新岐阜駅前、徹明町交差点、忠節橋など、「想い出深い場所」で撮影をし、ここに記録として残すことができた。

あらためて、写真を整理していると、幼き頃の微かな記憶の中にある美濃町線の沿線風景、ゴーという唸り音とともに伊奈波通りを走っていた
緑とクリームのモ５５０（これはつい最近まで走っていた）、初デートでドキドキしながらつり革に摑まって出かけた新岐阜の映画館、高校時代、
市電に乗って出かけた徹明町や柳ヶ瀬（当時は名実ともに岐阜の中心地であった）など、様々なシーンが蘇ってくる。

４月以降、「主無き線路」が復活することに一縷の望みを抱きながら、その動きへの協力を惜しまないつもりである。一方で嫁ぎ先の決まっている
車両が走る地もいつか訪ねてみたいと思う‥‥。　とにかく１つの区切り。長い間岐阜の方々の足としての活躍、ほんとうにごくろうさまでした。
（２００５年３月）
　

その後の岐阜市電
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豊橋デビュー

その後の忠節

再会の冬

撮り収め

ラスト３ヶ月の軌跡
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2005年1月

2005年2月

2005年3月

【古い写真】
昭和３６年くらいの伊奈波通り。
家が電車通りの傍にあったので、いつも市電を眺めて育った。
はしゃいでいる弟の後ろで、目を瞑っているのが私。
（‥そういえば、この写真を撮った亡父も相当カメラ好きだった）