四季に順番を付けるとしたら、私は「@秋、A夏、B春、C冬」。春が意外に低ランクなのは、人事異動、年度末などで心身とも慌しいせい。その点、秋は心にゆとりがある分、 別れの季節の寂しさ、切なさを深く味わうことができるような気がします。
 

写真趣味人にとって、紅葉は桜とともに重要な歳時。撮影ジャンルは、@山、A寺、B町(日常)、これに私の場合C鉄(鉄道)が加わる。毎年シーズンになると、何処へ出掛けようかと悩むのも楽しみのうちであり、出来得るならばこれらのすべてを撮りたいところです。
@「山の紅葉」は、行く日を定めて出掛けるので、晴天に当たるかどうかは運。今年は多忙で行けなかった。
A「寺と紅葉」は、やはり京都・奈良。でも、近郊にも「紅葉の名刹」がある。今年はどこへ行こうか‥と思っているうちに機会を逸した。
C「鉄道と紅葉」は、今月2度「小湊」に行くことができ、写欲を一応満たすことができた(拙作:上総小湊・新発見伝ご参照)。

そして迎えた11月最終の週末は、晩秋のフィナーレに相応しい好天の撮影日和。地元「光が丘公園」に加え、上述Bの被写体、すなわち「色づく町」へ繰り出した。「都営地下鉄・都電・都バス1日乗車券(700円)」を利用して、学習院下界隈(都電荒川線)、新宿御苑、東京駅、皇居東御苑(いわゆる江戸城)、東中野駅界隈(中央線)など気ままにお散歩。「皇室」にご縁がある場所が多かったが、これは結果論。

以上から、17枚をセレクトしてみました。2005年晩秋の東京「紅葉23区」です。